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2つの舞台 ~『化粧 二幕』と『アプローズ』~

『化粧 二幕』は、井上ひさし氏により渡辺美佐子さんの為に作られたひとり芝居。

今年5月の座・高円寺での上演をもって、海外を含め600回の公演を数えた
28年間の歴史に幕を閉じることになりました。

くしろ演劇みたい会での公演は4月9・10日。

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私はちょうど札幌での用事があり、釧路にいられないことがわかった為
みたい会での観劇は断念dash

4月12日、岩見沢の演劇鑑賞会で観劇させて頂きました。

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作 / 井上ひさし
演出 / 木村光一
出演 / 渡辺美佐子

大衆演劇一座の女座長・五月洋子は、取り壊しが間近に迫った芝居小屋の
ぼろぼろの楽屋にいる。

出番が近づき、舞台用の化粧を始める。
かつらをかぶり、衣装を身に着け、準備を進める中、断片的にある芝居を演じる。
それは母に捨てられた子の物語である『伊三郎別れ旅』。

夢中になって演じてみては現実の世界に戻り、楽屋にいる人たちに話しかけ、
動き回り、そして化粧をぬぐい取る。

そうして女座長は役と現実の世界を行き来しながら、
生き別れとなった息子との再会を果たす。
だが、はたしてどこまでが現実でどこまでが虚構なのか・・・。

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化粧をするとき、まるで鏡を見ているかのように、ドーランを塗り、
眉毛を描き、カツラをかぶる動きのあざやかさ。
演じているのは渡辺美佐子さん一人なのにまるで何人もの登場人物が
そこにいる様なにぎやかさ。

1月に行われた演劇みたい会主催の講演会で、
渡辺美佐子さんはこう話していました。

「にぎやかな舞台を務められるうちに『化粧』の幕を下ろすのが
ずっと私の願いでした。」

本当にその言葉通りのにぎやかな舞台を観ることができました。

くしくも、4月9日に井上ひさしさんが亡くなられ、
北海道公演の後半は美佐子さんにとって辛いものになったと思います。

訃報をお聞きになった直後の岩見沢公演は万感の思いで演じられたのでしょう。
悲しみの中から気迫が伝わり、観客を圧倒する素晴らしい舞台となりましたshine

振り返ると…flair

2か月前の例会では、この『化粧 二幕』と全く違ったタイプの舞台を堪能したので
演劇鑑賞会というのはとても面白い。いろいろなタイプの舞台が見られるのです。

2月の例会は何だったかと言いますと…(報告遅くてスミマセンcoldsweats01)。

ピュアマリー公演 ブロードウェイミュージカル 
      『アプローズ ~映画「イヴの総て」より~ 』


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演出 / 浜畑賢吉

翻訳 / 保坂磨理子

出演 /
 前田美波里・倉石 功・石原真一・越智則英 
 平田朝音・飯野めぐみ・佐野瑞樹・紫城るい 他

『化粧 二幕』との共通点としては「舞台人」を描いたもの、といえるのでしょうけれど
『アプローズ』はアメリカのショービジネス界を描いたミュージカルで
出演者も総勢20名、歌ありダンスありですから全く違うテイストです。

1月に東京公演(ゲネプロも)を先に観てからの釧路公演でしたが、
何度観ても本当に楽しく素晴らしい舞台でした。
(あらすじ等は1月の日記でも書きましたのでそちらをご覧ください♪)

私は昔から舞台を観るのが好きでしたが、
東京に住んでいる時は全く観方が違いました。
興味のあるものだけ選び、事前にあらすじなど読まずゼロの状態で観る、
というスタイル。

ところが、くしろ演劇みたい会に入ってから観方が一変。

年間5例会で観るものが決まっていている事に加えて、
事前に俳優さんや製作の方の講演会を聞いたり、運営を担当する演劇では、
登場人物や時代背景を研究したり、俳優さんや製作の方との交流を持ったり。

ところがそうした観方に変わった事によって、俳優さんや製作の方々の
舞台に対する思いを肌で感じるようになり、
そして観終わった後の感動がより大きくなりました。
その演劇ごとに一場面一場面の印象も鮮明に残ります。

演劇鑑賞会に対して「好きなのだけ観たいのに、興味ないものも
観なくちゃいけないのはちょっとね…」という意見も聞いたことがあります。

確かにそう思う気持ちもわかる。以前は自分もそうだったから。

でも、今、私は観たいのだけ選んでいた時より、観劇後の充実感が違うと感じています。
たくさん新しい発見があり、観劇がより楽しいものになりましたshine

次の例会は7月の『シャッター通り商店街』☆

釧路の街の現状と重なる大変興味深い演劇です。
さてどんな舞台なのか、今から楽しみです♪

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アプローズの運営についての日記を書いてなかったので少しだけ
そちらの報告もさせてくださ~いpaper


11月の「エンバース」に続き、この「アプローズ」も運営担当だったので、
俳優さん&スタッフさんのお出迎えに始まり、楽屋へのケータリング、会場での対面式、
交流会、観光、インタビュー見学、お見送りまで堪能しました☆

観光では俳優さん&スタッフさんと和商市場で勝手丼を食べたり
交流会では俳優さんからの色紙をゲットしたりshine

今回初めて楽屋へのケータリングにもチャレンジしました。

一緒に担当した方はみな様お料理上手なので、私は何にしようか悩みました。
(↑自分でケータリング担当を希望しておきながらsweat02

で、悩んだ結果、釧路らしいものということで…
「丹頂イチゴ」にしました(釧路産のイチゴです)。

え?イチゴなら洗って出すだけじゃん、と言われてしまいそうなので、
ここはひとつ、コンデンスミルクを手作りにしてみようと決意rock

ケータリング前日、根釧牛乳と砂糖をじっくり煮詰めること二時間。
我ながらかなり完成度の高いコンデンスミルクが作れました☆


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交流会で俳優さんとお話したとき、ミルク美味しかったよ、と言って頂けました♪
微妙にがんばってよかった☆

この運営を通して、いろいろな経験ができ、たくさんのお友達もできて
本当に楽しかったですhappy01

みなさま、ありがとうございました♪

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「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

comaさん

そっか、お茶したときは特に
井上ひさしさんの作品だとかそういう話は
しませんでしたね!

私は東京では、たくさん人数出る演劇ばかり
観ていたので、今回の化粧はものすごく新鮮でした☆

ひとりであれだけしゃべり続けるのって
どんな感じなんだろう?とか余計なことを
観てる途中で考えたりして、度々セリフ聞き逃して
しまうという失態がありましたがsweat01

今度札幌で一緒に演劇鑑賞しましょう☆

コンデンスミルクは簡単と言ってしまえば
簡単です。牛乳と砂糖を煮詰めるだけですからね。

でも、ずっとかき交ぜ続けるのは
かなりしんどいですsweat02
単調な作業過ぎて…。

お菓子作りの得意なcomaさんなら
苦じゃないかな~。


投稿: Ke-co | 2010年4月20日 (火) 11時54分

『化粧』は、井上ひさしさんの作品だったんですね。
芝居は、友人の付き合い等でしか行った事がないんですが予習をしていくと又違う観方が出来るんですね。

ところで練乳って家で作れてしまうんですね!!
知らなかったです。
私も機会があったら今度挑戦してみたいです。
ケータリングのラッピングもとってもキュートで良いですね♪

投稿: coma | 2010年4月20日 (火) 10時35分

コーさん

ご無沙汰しております☆
コメントありがとうございました。

ほんとに、すごいタイミングの
「化粧二幕」でした。

美佐子さんが釧路を出発する11日、
井上ひさしさんの訃報が届いたそうです。

もう二度と見られない舞台を
私は岩見沢で観劇させてもらえて
ほんとによかったです。

くしろ演劇みたい会はこの例会も
会員数を増やしました。
本当に頑張っていますsign03

私はいつこの釧路を離れることになるか
わからない身ですが、
ずっと応援していこうと思っています♪

コーさん、近いうちお会いできると
いいですね!
奥様にもよろしくお伝えくださいhappy01

投稿: Ke-co | 2010年4月19日 (月) 23時10分

この時期に井上ひさしさんのお芝居とは、運命的企画ですね。

文学と戯曲、誌と方言、自由に言葉の世界を往還した氏が逝ったままになった悲しさを払拭する企画に、私の故郷の底力を感じました。

自然と文化の残る道東の釧路に乾杯。
そして井上ひさしさん、有難うございました。
そしてそして、故郷を遠く離れたしまりんの情報発信に有難う。

投稿: コー | 2010年4月19日 (月) 22時30分

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